役に立つの話2

引用から始まる(めんどいから概要だけ書く)。

『武器になる哲学』という本で、「哲学はビジネスに使えるのになんだか“高尚なもの”になっちゃってる。それは哲学研究者たちが怠惰なせい」という表記があった。筆者の、哲学がものごとを考える枠組みや定式を教えてくれるのは同意です。認識の区切りが鮮やかで読みやすかった。万人受けしそう。

 

ただ、役に立つという話では、この「怠惰」っていうのは違うんじゃないかと思います。別に怠惰とかではなくて、研究者の方々は社会にこの良さを広めようと広めようとする必要はなく、俗人(社会と携わっていく人々)がそれらを学んだら、彼ら自身がその都度利用していけばいいと思う、筆者のように。それが役に立つかどうかを見極めるのは本人なわけだし、第三者である研究者たちが「役に立つよ!」って主張しても一蹴されて終わるんじゃなかろうか。