慣れてないから嫌なだけ2

どうでしょうか。環境の違いに戸惑いつつ、私の人生にはあまり類を見なかったような人間を動物園の動物を見るような気持ちでそこにいながら、寒さに震えている。

 

 ・思ったこと1

今だけだからやれるなって思う。お給料はべらぼうに安い、保険もない、適当な言葉で誤魔化している、削れるところを削ろうとしているな~というのが見える。いやまじで暮らせんだろこんなんで。私は腰掛け程度に考えているけれども、ベテランの先輩方だとしてもたかが知れているぞ、と思います。ずっとはいられない、もっといいところがある。貧困の構造が見えた気がする。イライラする(要更新)。もうちょっと見る。

・思ったこと2

私の毎日って、そこそこ体も動かしつつ毎日それなりの時間やったほうが、しっかり”充実”するんだな~…ということを実感した。時間がきっちりしてる、作業中は時間を忘れられる、一個一個重ねていくタイプのゲームみたい、エトセトラエトセトラ…。えっ…、あっ…、えっ、ちゃんと動物じゃん、私…。私は私のことだけをやたら高尚な上位の生き物だと思っていたけど、なんか別に普通だった。半日程度働いて、体もそれなりに動かしていれば、健康がもたらされ、毎日充実~と思える人間だった。えっ単純。普通に生きていけそう。そう、健康。すごく健康。そしてこの健康が体力労働によってもたらされたという驚き(えっ、でも労働って健康に悪くないっけ?)。この前受験勉強し続けていたときも、確かにそのときのほうが、終わって腑抜けたときよりも”充実”はしていたんだよね。頭もずっと冴えていた。高校生のとき大学受験で結構つらかった私からのメッセージで、「当時の私はちゃんとつらかったから、思い出を美化して、つらかったけど今となってはそれも思い出とか絶対に言わないでください」というものがある。そのときもそう思っていたんだな。そのつらさはつらさとして取っておいて欲しかったんですね、充実感とやらに振り回されずにね。私らしくて好きです。ちょっとずれたけど、でも確かに”充実”はするんだけど、やっぱり一番いいのって初めから何もないことで、健康とか不健康とかそういったものに振り回されない状態が一番いいんであって、健康って別にそれ自体はそこまでいいものではないはずなんだけど、”充実感”がすごくて、あっこれだったんだとおもってしまった、ないた。

・思ったこと3

動物園の動物を見てるって思いながらやることで、自分をわざと宙に浮かせてる。某文章を投稿して投げ銭とかもらえるサイトで、ホームレスの話が大炎上していたけれども、それと同じことをやっている。べらぼうに悪い、本当に悪い。二重の意味で。一個は、そうやって知らないとはいえ他人を他人じゃなく、動物園の動物として扱っていること。自分を上位の立場だと思って接していること。こういうのはいつかボロがでる。言葉は、その人の思想を表すのだから。選ぶ言葉一つ一つに表れてしまう。そうじゃないにせよ、こうやって自分の知らない世界のことを貶めるようなふうに考えているのは本当によくないです。レイシストである。もう一つが、自分のやばさを自覚していないということ。前提として、職業には貴賤があり、私が今まで賤だと思っていた(「どちらかといえば賤」ですかね)職業に就いてみたというところから話は始まるんだけど、「貴」の位置から「賤」を体験しているような面持ちでいるのですよ。ここで悪いのは、「いやあなたしっかり「賤」の人間ですよ」、ということ。その上、お金の話で言えば、私の現在地は御国が出している年収の分布図的なところでいうと、下位の下位ってところにも関わらず、偉大なる親の庇護によって自由にのんべんだらりさせてもらっているわけです。そして彼らは分布図で見たとき下位の下位の位置にはいないと思うんだけど(お金のことを言えば彼らはもっと上でしょ)、「職業に貴賤はない」といったところの「賤」だとずっと考えてきた「賤」の部分に入っている自分を直視せず、観察者としてそこにいることで、心の安定を図っているわけです。性質悪。それで、この考えをしているということは、つまり私が一個目の考えを全然持ち続けていることを示していますよ、ねえ、なのかさん。

・思ったこと4

素敵な人がいて、やたら好感を抱くなと思っていたら、単に私がその方のことが好きだっただけであった、という話。そして、冷静である。今の距離感だから素敵に見えるだけだわ、と瞬時に思う。しっかり後遺症でてるやんけ。そうなんです、私はとても神経質なので、他人と一緒に何かをするっていうのは、ほとんど無理なんだよなあと思い直す。モチベーションが皆無。次に、何が素敵だと思うかを考える。煙草も吸うし金銭感覚も違うっぽい、なんだろう、静かな人である。静かなのに朗らかで穏やかで言葉をきちんと返してくれる。要観察。

・思ったこと5

ハンドクリームを分けてもらった。いい香り。あまりない経験。動物園の動物が(ほらまた)

・思ったこと6

某高速道路の柵?がベルリンの壁みたいだと思った。きっちり分断されていて、向こう側には全然いけない。向こう側のことは、全然わからない。音も聞こえない。もし銃を構えた兵士がいたら? 絶対に無理。向こう側のことは、何もわからない。でも、何もわからなければ、自分の現在地しか知らなければ、そこまで苦しまないのかもしれない。わからない。けど、壁の高さには驚いた。こんなに高かったとは。

・思ったこと7

ちょっと苦手だなと思う人がおり、そのつまらなさについて考えたかったんだった。ちょっと苦手って思ったら、全部苦手に見えてくる。素敵なところはたくさんあるのに。何が苦手なのか。とても親切にしてもらったのに。なんというか、節々で少し、彫刻刀を滑らせて違う方向にえぐっちゃった、みたいなことをする。人の素性を聞いておいて、ふ~んで済ます、なんか、他人のステータス(良い意味じゃない)、経歴を把握してジャッジしたいんだろうなという感じ。私のこと、言わなきゃよかった。話してくる話が段々どうでもよくなって適当に流していたけど、こんなに上手に流せるとは思わなかった。これか、と思った。もっと警戒していくべきだった。

・思ったこと8

「なんかコイツ嫌い」があって、なぜ嫌いと感じたかを書いていく。愛想が悪い、求めてくる量がもろもろ見合っていない、立場の違いを理解しない、持論を絶対だと思う隙すらなく絶対だと思っている(そしてその自信は経験に基づいているからさらに引く)、上の人に対する態度と下の人に対する態度の差があまりにもあからさまでびっくりした、そこまでえっそんなですか、露骨~。あとダサい、空気が。諸々総計して考えると、虚栄心が強いんだろうなあ…という結論に至る。何もなくて、近くにあった適当なものを選び取って、そこでそれなりにやり続けて、それなりの経歴を得て、そこでしか生きていけないから、上には気を遣って、今まで自分がやり続けてきた方法をそっくりそのまま他人に求める。なんだろう、何が違うんだろう。しかしこうやって書いてみると、私は他人を性質と所属で分ける、すごい偏見の塊だなと思う。

・総括

情報量多すぎ。3日でこんなに思うところがあることになるとは思っていなかった。