単純接触効果
例によって、私は惚れっぽいので、好きになりそうなお方がいるのだけど(胸のときめきはない、いわゆる、好きな人を目の前にすると舞い上がるあれ。私はあれがあると疲れるし、うまく立ち回れなくなるので端的に嫌なのだけど、これから先はどうなるのか。好きになりそうというのは、長時間人と話したのが久しぶりで、かつそれが苦痛でなかったのが久しぶりだったからだ)、どうするかなと考えている。
・できる限りおしゃべる
・勉強のモチベーションにする(勉強をしろ)
・この好意になりかけの好意が、恋心なのか、好奇心によるものか、それとも別の何かによるものなのか、検証しーましょ
・というところですね、目下。
・単純接触効果かなあ
・長時間人と喋ったの久しぶりだし(単純接触効果①)
・確かに、今日とかずっとその人のこと考えてたから、接触はかなりしてしまっているんですよね(単純接触効果②)
・課題の性質上仕方ないのだけど(単純接触効果③)
・あれは授業というよりは単なるお喋り、、なんて贅沢な
・そう、贅沢。稀有ですね、たぶんもうこうした時間は二度とないのだろうな(大学という謎システム。趣味の習い事の延長みたいな感じなんだけど、それが経歴になり、かつ同級生にとっては、なんかもっとこう、「社会」的な場であると言う驚きがある。閑話休題)。私の人生は、この先は降下するばかりなので、もう今から駄目ですね。
・冷めるなら、どこかのタイミングで冷めるのかなあ、、、
・うう、、やだなあ、、
・私は変化と失うこと、失われることに弱いので、、、
・でもこの恋心()、思いあがらないでいきたい
・NYが言っていた、「狂気か、人間的に好きか、パターンがいくつかあるはず」。じゃあ何で私はみさきやあなたに恋をしないんだよお〜〜〜(バンバン) あなた方は(私にとってとても)人間的に優れていて、関係をずっと保ち続けたいと思ってるのに!
・はあ
・怖いので
・傲慢さが怖い
・私はすぐ他者に対して「コイツはなんて傲慢なんだ」と思う傾向にあるので
・いやだよー---
・傲慢だと思われたくないよーー、思われたくないし、私自身が傲慢になりたくないよーーーー
・後悔がないようやっていくしかない
・とりあえず勉強するか
※お相手が既にいらっしゃるかどうかは知らない
※おそらく慕われやすいタイプであろうことはわかる
※思い上がるなよ、、、
・あと逃げ道がなくなったな。私はあれこれと手を出して、こっちが出来ないけどこれが出来るからいいや、あれができないけどそれが出来るからいいや、それはそこそこだけどこれはまあまあだからいいやをずっとやってるのだけど、そのような事柄が全部「埋まってしまって」、なので新しい対象を作らないといけないのだけど、そんな時間はないのである。
ぐるぐると目が回る
忙しくて目が回っている。
以下、忙しい内容
・予習復習
・予習復習が割と必要な授業、かなり強めに必要なのが3つ、普通に必要なのが4、そこまでが3、未知数が2、(+後期のみの授業2)という感じ
・かなり強めがかなり強い
・しかも私はこれに1つ追加しようとしていた
・ギリギリやれなくもないと思うけど、絶対的に何かが犠牲になる
・本を読む時間とか(もう既に押されまくっている)
・自分でドイツ語を勉強する時間とか(もう既に)
・日記を書く時間とか(もう)
・忙しいよう、、、
・容量が悪いのかな、、、
・2週間くらい前に同級生とレヴィナスを読む会をしたときに、彼が実存のことを考えすぎていると気が狂ってくるみたいなことを言っていて、私はふうんなんて薄い反応をしたのだけど、彼はそれを意外に思ったようで(多分)、でもだってそこまで考えてないんだもの、、、。大学に入ってから結構色々なことが大丈夫になってきて、私は、このまま生きて老いて(貧しく)死んでいくことを取れるようになる気がする、となんとなく思っている。だから私は、入学が許可されたときに「許された」と強く感じたことを早く因数分解しないといけないのだけど、いかんせんやってないですね。
やるか。
許されたと思った理由
・まず私には、人間は(私は)存在しないほうがよいという強固な前提があり
・ではその場合、この私の生はどう説明されるのか
・この先どうやって生きていくのが最適解か
・みんなどうやってこの生を説明しようとしたのか
・そういったことを知ってから、人生の進退を決めようと思っていて
・でもうだうだしており、どっちつかずの状態だったのだけど
・合格をしたことによってそれをやって(探って)いいよと、機会を、時間や環境を与えてもらった
以上までが出来事で、そのときに私が感じたのは、
・与えてもらったこと自体に対する「救われ」と、
・ああこれで4年は、差し当たり自己矛盾に苦しむことも、誰かに何かを言われることないのだと安堵した、という意味での「救われ」であった
・生きていることを許された
・でもところで、許されたのは、「生きていること」なのか?
・自己矛盾を抱えていること?
・私は自己矛盾を抱えた私(という存在/状態)が許せないので、誰かに許してもらいたかったんだなあ、、という説明はできますよね
あと反応が薄かったもう一つの理由は、最近はわりと様々なことに対し、やってくしかないと思うようになったからです。なんか、嫌なことも、嫌だとわかるにはとりあえずやってみるしかなくって、それもそこそこやっていくしかないので、そういったある種の諦めを持つようになったからです。それで、「やっぱり嫌だったな」と思うなら、それはそのときにそう思うのであって、今進退を判断するのは時期尚早なのではないかという考えが生じるようになった。が、なんかもっと上手く書けないんですかね?これをやりたいの私は、別にショの研究がしたいわけではないのよ。
目的を見失っている
生活に溺れる
生活に溺れている。
やらなきゃいけない具体的な物事に押されて、私が好きに物を考えたりする時間が減っている。やらなきゃいけない具体的な物事、通学、大学の授業、ご飯を食べること、用意すること、大学の授業の予習・復習をすること、それらに気を揉むこと。あまりにも体力がないので帰ってきたら何もできず、重い体をなめくじのように引きずって、なんとかご飯をたべ(ご飯を食べれば元気になるという迷信を持っているが、別に元気にはならない。デザートが食べたくなって、食べて、罪悪感に苛まれ、消化に体力が使われて、よく眠れず、またやりたいことをする時間がなくなるだけ)、洗濯物は畳まず、お風呂に入り、寝る。私は他の同級生と比べて、履修している科目が少ないのだけど、みんなどうやってこなしているのだろう。話を聞く限り、サークルやバイトにもそれなりの時間を割いており、端的にすごい。若いから、、?私より若いから、、、?(暴力的解決)。
そういえば今日、同級生とお話して、あなたは落ち着いているねとおっしゃっていただき、わたくしはたぶんあなたより年を重ねていますよと申し上げたところ、彼女は経験がないことを恥ずかしく思うとおっしゃっていて、社交辞令ではあるでしょうが、でも社交辞令にしてもそんなことはないでしょうねと思う。ただ年食ってるだけですよははなんて返したけど、それは本当にそうで、歳を重ねることなんてほっとけば誰でもなるんだから、別に年を重ねて落ち着きが出てきたり経験がその分つまれるというのは当たり前のことで、なので別にそれらがすごいということは決してないんだよなあ、、、と思いました。中身が伴っていればいいですが、私は別に、、ふらふらしていただけだし、フランス語できないし、何もかも中途半端だし、、別に、、(卑屈になっているわけではない。自己評価)。彼女を糾弾しているわけでは決してなく、なんというか、そうした年齢に対する見方ってある種の偏見でもあり、ありがちだよなと思った。年を重ねていればそりゃその分何かを知っているでしょうよ。そうであってほしいよ。でも私はそうではない。でも誰かからすれば、そろそろ私はそっちの側になっているのだから、驕り高ぶらないでいたい。でもそのときに自分がそうかもしれないと思えるようでありたいとも思う、今までそうしてこなかったから、少し恥ずかしい。かわいくていい子。無邪気できらきら明るくてかわいい。アイシャドウがかわいかった。
昨日かおとといの投稿の文章があまりにも下手で恥ずかしいため、書き直します。
●自己開示できない話から。
これね~別に何か結論として出したくて書いたわけではなくって、ただ単に「あっ私は本当に自己開示が駄目なんだ」と思ったというだけの話です。今書いていて思ったけど、自己開示っていうか、他者に踏み入ること、他者に自己開示させようとすることのほうが表現としては適切かもしれないね。フランス語の先生と(ほら、「フランス語」という言葉がもうすでに何回か出て来ているでしょう。私は今フランス語にはまっているのですよ)授業という名のお喋りをしていて、「質問ある?」と聞かれたので、とある語源に関する質問をしたところ、そのあと「僕に関する質問はありますか?」と聞かれて、あっなるほど、と思い直したんですよね。「その人」、「目の前にいる”その人”」のことを聞かないといけなかったのか!とぎょっと(?なるほど?)しました(いや別にぎょっとはしてないな、ぎょっとはしてない、そこまでではなかった、なるほどもあまりしてない)、私は他者に踏み込むことがあまりにも苦手で、というのは、私が踏み込まれることを極端に嫌っている時期があったために(今も若干はそう)他者にそれができなくなるという強い傾向を保持しているからで、なのでそういった個人的な質問は避けていたんです。大学に関する人であれば大学に関する話が主だし、私はそうして話しかけるし、仕事の人であれば仕事の話ばかりする。私の話はなるべくしないし、相手のこともあまり聞かない、聞けない(実際、この前まで仕事をしていたとき、あまりにも聞けなくてびっくりした。「本業を別にしていて」とおっしゃっていたお姉さんに、それが何かを聞けなかったし(聞きたかったけど、胸がつかえて何も言えなかった)、「大学院へ行く」とこっそり教えてくださったお姉さんに対してもどこまで聞いていいのかわからず固まってしまったし(でもこちらのお姉さんに関しては、お姉さんから話してくださったので、そこそこ話すことができた)、これは少し違うが、奥様と離婚して寂しいとつぶやいていたお兄さんにも、何も言葉をかけなかった、なぜ離婚したのかなんて聞くべきではないし、かといって変に励ますのも違うだろう。私はあなたがいてくれてよかったと思ってますよと思うけど、あなたはここにいないほうがよかったのだろうなと思うと、そうとも言えず、ただ黙ってしまった。学費理論と同じですね。私が下手なだけか?)。私がここ数年してきた会話というのは、「その環境ありきの」会話であったので、質問も「その場としての」質問であったため、ちょっと、びっくり、拍子抜け?して、だから先生の質問には固まってしまったんですよね。それがなかなか衝撃的で。
聞いてみようかな、来週、どこまではパーソナルな質問ですか?と。どこまでだったら聞いてもいいのか?と。私は、実は、あなたのプリントがなければ、どこに住んでるかも聞けないくらいなんだけど?と。興味がないわけではないのだ、ただ、踏み入りすぎていると思って、だって様々なことが付加され判断されてしまうので、そうであることは聞かないほうがいいだろう、踏み入ってはならぬと思うのだ。
あっでもお姉さん(リトウさん)に本業を聞けなかったことと、先生に質問されて困ったことは若干違う?
これはそのリトウさんからいただいたチョコレート
リトウさん、誰に対しても優しくて、怖気づくこともなくって、ただただ明るくて、まじで周りがつられて明るくなるようなお姉さんで、すごい、太陽のようであった。
●魔笛の感想
結構面白かったです。夜の女王のアリアがものすごくかっこよくて、もともと知っていたのもあって、より楽しめました。姉と一緒に行くのは魔笛のほうがよかったろうな。残念。光の構成?背景の、光の使い方がとてもかっこよくて、みていて楽しかったです。台詞があったのも面白かった。歌手の方々は、外国語を話したらきっと上手なのだろうといつも思う。だって、子音だけの音とかとてもよく聞こえるし、綺麗だし、発音もそれっぽい(失礼な言い方!)し、いいなあ。私もやれば上手になるかな(やらなくてよい)。
ジェンダーの問題はやはり感じて、女性がわりとトロフィーワイフ的というか、何かに勝った男性に与えられるものとしての「女」であり、さらに男を惑わす卑怯なものとしての「女」として描かれており、これらの描写がダブルスタンダードであることと、そもそもこうした描写をすること自体に対する嫌悪感みたいなものはしっかりありました。どうなんでしょうね。だから昔の作品に対して、ジェンダーがどうとか差別がどうとか、それはもちろんそうで、私たちはそこから学んで世界をよりよくさせていかなきゃならない反面、その当時のものを糾弾の対象として扱っていいのか?という疑問があります。全く触れずにいたほうがいいという立場に関してはおそらくデリダが言ってくれていて、脱構築していくしかないということになるんでしょうね、であれば、別に封印することはないのだろう。私は、デリダにも入門しなければならない!
勢いで購入したパンフレットはだいぶ中身がつまらなかったので、すごく残念です。
●ギリシャ語の先生
これはぜひ書いておかないといけないことですが、ギリシア語を履修しているのだけど、私のギリシア語の先生はとても、誠実な人で、私が去年履修していた授業のコメントペーパーに対して、「僕あなたのコメントに救われたんですよ」っておっしゃってくださいまして、ああ本当に、ちゃんとした人なんだなあとしみじみ思いました。すごいよね、春休みを超えて、わざわざ伝えてくれるんだもの。そう言っていただけるようなものを提出していたことへの「よかった」という気持ちと、どうせ私のことだから、”うけそうなこと”を察してそれっぽく書いたんだろうという自己の浅ましさへの軽蔑の気持ちと、両方ありますが、さしあたりは嬉しかったです。その教授は私のことを認識してくださっていたようで、授業中に親しげに話しかけてくださったり、今日はなんと校内ですれ違ったのだけど、手を振ってくださって、とても嬉しかった。あいにく、みさきに履修のことで泣きついていたので、会釈だけで終わってしまったのだけど。今度お茶しにおいでねと去年言ってくださったので、卒業までには伺いたく思っている。
卒論どうしようかな、、、。
大学院に行っている人を見ると、うらやましく思う。私も、できれば勉強を続けたいが、もう十分だとも思う。
●履修の話
履修さ~結局なんかぐだぐだしてしまって(しかも締め切り後にさらにミスに気付くという愚かさ、4年で卒業できるのか、、、?)、みさきに5回くらい泣きついたな、、、。うざかったろうな、、。まじでごめんよ(ここで書くことではない)、、、。履修登録期間が終わって胸がざわついたことによって気付いたのだけど、私はよりよい可能性を手に入れられるかもしれない状態になるべくいたいのだという気持ちが強めにある。履修登録の期間は、よりよい時間割の構成を求めて何度でも変更できるし、履修を組み直すことができるが、それが終わった今、もうそれはできない。決めたものをもうこなしていくことしか選択肢はない。私はできれば、いつでも逃げられるようなところにいたくて、なるべく人生とは向き合いたくなくて、うだうだしてしまっているのである。本を読め。勉強をしろ。大学の勉強を主にするんじゃない。
目の前のあれこれ
・忙しなくしておけば色々なことがまぎれてくれるんじゃないかみたいな
・そのせいで私の至りたいところを見失っている感じがあり
・人と話したいよう
・カウンセリングでも受けるか、、
もう二度と会うことはないんだろうなあ
4月とは思えない暑さで、もう夏が無理です、、となっている今日このごろ
いや本当に無理
昨日、最後の出勤だったのだけど、ご挨拶をしたら、みんながんばってねとおっしゃってくれて、それが本当に嬉しかったなあ。中元さん、綺麗で背が高くていつもおしゃれで(特に色合わせが大変お上手でいらっしゃる)、優しくて丁寧に色々教えてくれて、そんな中元さんが、帰り際に私の方をみて、がんばってね〜って手を振ってくれたのが本当に嬉しかったなあ。なんというか、伝えたいと思ってくれている感じがとてもあって、嬉しかった。安藤さん、私の大好きな安藤さん、最後までチャーミングでした。判断が早くて、ちゃきちゃきしてて、仕事ができて、優しくて(中元さんの優しいとはまた違う優しさ)、冗談が言えて、仕事も上手、早い。
もう二度と会うことはないのだろうね。寂しい〜ってなって、でも昨日は姉が会社まで迎えに来てくれていたから、寂しさをあまり感じずに済んだ。「済」、この漢字は、よく書きましたね。もうしばらく書くことはないのだろうな。寂しいのはなぜだろう。なんでこうも寂しく感じるのだろうね。大して好きでもなかったくせに。いや仕事は好きではなかったけど、単に愛着が湧いていたということなのかな
眠られぬ夜20220409
・眠られぬ夜でーす。
・眠られぬ夜、夜というか、明け方?
・でも4:50には家を出るのでいつもより少し早く目が覚めた、くらい。
・というより、寝つきが悪かった
・布団が暑いせいか、いえ、気温が高すぎるせいです。
・お家の近くでやっているバイト、今日シフト表に私の名前が入ってなかったんだけど、抜け漏れなのか、休みなのか、わからん
・とりあえず行く、なければかえってくる
・履修が決まりそう
・たぶん、大学がはじまりそうだから、大学が始まりそうというか、労働の日々がもう少しで終わるから、そのイレギュラーさに耐えられていないんだろう
・あまりにも豆腐なメンタル
・旅行にゆきたい
・♨旅行
・何もかも考えず、温泉につかっていたい。
・アクセサリーとりにいかなきゃ
・結局まじでレポートを書かず、本も読まずでした。
・今年度はゆるく頑張ろう、、いっきにガッとやるのではなく、毎日数時間を続ける感じ
・眠い
・お菓子作ろうかと思ったけど、眠られぬ夜なのでね、でもお菓子を作るには時間がなくって、やめてしまった
・帰ったら作ろうかな
●今日やらなきゃリスト
・独検の申し込み
・奨学金のみる
・学科の提出物書く
・運転の練習
・ドイツ語の単語
・レヴィナスを読む
・お風呂にゆっくり入る
・忍たまをみながら
・しろちゃん回の感想を書きたい
・
70年
久しぶりにパソコンを開いて、この日記を書いている。業務で使っていたパソコンのキーボードが若干、私が使っているものより狭く、それは数字キー?があるので、これは少し広く、遠く感じる。早いとほめてもらえることがあって、嬉しかった。早いと思っていたことがあまりないので。ショのレポートのおかげですね。暇な日は、要領などをタイピングして、右手と左手の割合が異なっているという癖をなおしたかったのだけど、あまり治らなかった。
明日、明日というか次回で、労働の日々はとりあえず終わり。私は学生ですと言っていたので、良くしていただいているお姉さま方は「大学に戻るんだね」とおっしゃっていただいて、ああ大学は「戻る」場所ということになっているのだなあとぼんやりと思った。どうでしょうか、戻る場所なのかな。なんというか、私は今の大学に「戻る」とか、そもそも所属しているという意識が薄くて、なんだろう、いさせてもらっているとか、お邪魔しているとか、お借りしているとか、そういう意識が強い。入学を許されたときからそう感じている。なので、やはり「戻る」というのは不適切であろうな。もちろん、お姉さま方はそういう意図でおっしゃってはないだろう。
居心地がよかった、とくに4月以降はとても良くて、でもこれは、私にはここが生活の場ではなく、ちょっといるだけとしていたからだ。何事も、本気になってしまうと、手に入れられないものが多くて、嫌になってしまうだろう。今日でお会いするのが最後の人に、「寂しいですね」と言ったけれども、果たして本当に寂しいと思ったのだろうか。もう二度と会うことがないのだろう。多くの方々に、私はいつもよくしていただいたから、それを手にいれられなくなるのが惜しいのではないか。今日で会うのが最後のその彼は、私は彼のことがひそかにすごく好きであった。声がとても美しくて、背が高くて、しゅっとしていて、綺麗なグレイヘアをお持ちで、ユーモアがあって、派手なシャツを着ていることが多かった。彼ともっと話したかったなと思う。いつも緊張して、ほとんど話せなかったのだ。よく思われなきゃと思っていたから、きょどってしまった。これは大きな発見であるが、私はすべての人に良く思われたいみたいですね。その彼は、長い脚をゆったりと組んで、椅子に腰かけていて、その姿がとても様になっていて、彼の余裕を表しているようで、それがいつも綺麗だなと思っていた。でもこんなことを言うような仲でもなく(セクハラになってしまう!)、ひそかに眺めるに留めていた。ばれていたかもしれない。本をね、休み時間にいつも読んでいて、聞いたら、図書館によく行くんだって。「30年図書館通いユーザーなんだ、ふふ」、とおっしゃっていて、借りている姿を想像した。お喋りをたまにしたんだけど、綺麗にオチを落とす。ああ、若い頃はさぞかし水気がおありで、おもてになったのでしょうね。話を促すように、「なるほど?」と語尾を上げて「なるほど」を言っていて、いいなと思っていた。
今日その彼が言っていたことで面白かったのが、70を過ぎるとこんなにぼけてしまうのか、ということで、僕はあと4年後だから、自分の将来を見ているようで恐ろしいと。それは、とても興味深い話である。私は、「おばあちゃんになったらこうなってしまうのか」とは思うけれども、切羽詰まった恐怖ではない。彼にとっては、少しの恐怖と、諦念の観のようなものであったのではないか。なるほど、と思って聞いていた。ね、彼、ユーモアがあるでしょう。「あなたは大丈夫ですよ、上手だし」なんて言ったけど、なんて返したらいいのかわからなかったな。あーもう、もっと話せばよかった。でも話せなかったな。密かに慕っていたんですよ、私。
それとは別に、かわいがってくださったおじい様がいらして、私は彼がかわいがってくれるのがとてもとても嬉しくて、それから彼と会えるのが嬉しくて、なので別れ際はきちんと挨拶をしたかったのだけど、たまたまシフトが被ることがなく、そのままお別れになってしまって、とてもかなしい。もう二度と会うことはないのだろう。彼は、ホワイトデーと言って私にスタバーバックスのカードをくれて、それはとてもかわいくて、金額も大きくて、きちんとお返しをしないといけないと思っていたのに、後回しにしたから、お返しも渡さず、その上without saying goodbayになってしまった。愚かだな。もう二度と会うことはないのだろう。私はどうやって返せばいいのだろう。もらいっぱなしという不均衡に耐えられない。私の下の代に返していけばいいのだろうか。
木曜日に、それとは違うお兄さんが、最後だから食事に行こうとランチに誘ってくれて、結局スタバでお茶をしたのだけど、
・気をつかうか金をつかうか
・残業はしない。大変なときは手伝うけど、定時で帰って、自分の好きなことをするのが私はよいと。
・気持ちよくおごられてください、食事するのが嫌なのかなと思うから。社風とかもあるけどね。上の代にしてもらったから、私も下にそうやって返していると
と言っていて、なるほどとおもった。プラトンの恋愛の話を思い出す。子供を作ることじゃなくて、真理、、真理だっけ、いやイデアだな、イデアを知ったら、それを知らせようと何かを作る、それは子供である必要はないし、何等かの創作物である場合もある、みたいな話。そうやって相互依存的に、ちょっとずつ預け合って、生を繋いでいくのだろうか。レヴィナスに入門したら、少しはわかるだろうか。
腹の立つ人はそれはそれでいて、自分の話しかしないのはやはり疲れる。あと、他人のことを馬鹿にするのと、私も馬鹿にするけど、「なんかいやだな」と思うのはある程度あって、それを因数分解したい。こういう人と話していると、私もあなたの話同様、つまらないし、他者に私の話を聞かせるのはさぞ面白くないのだろうと思って、人と話せなくなってくるという傾向がある。
私のメンターは、寂しいと言っていた。寂しいだろうな。
ボーナスを全部ローンの返金にあてて、10年で払いきったと。頼りになり、優しくて、仕事ができて、てきぱきしていて、判断の早いお姉さまだった。判断が早いというのは私ができないことの1つで、でも彼女は「じゃあこうしましょう」「とりあえずこれでやろう」っててきぱきしていて、「そんなことおっしゃらずに、探せる道を探りましょう」と「自棄にならないで」と言っていて、私はそんなことを他者に言えるようになるのだろうか。そんなこと言ってないよと言ってたけど、言ってたのよ。大好きだった。もう一生会うことはないのだろう。
いつもおしゃれなお姉さんがいて、色の合わせがいつもすてきだった。おしゃれなアクセサリーをしていた。
京都出身の、きさくなお姉さま。いつも話してくれて有難かった。
続きは明日にでも書こうかな。あと、学科に提出する資料を書かないといけない。