今日はなにをしようかな〜とウキウキで考えるが、突き詰めると私は何もしたくなくて、奈落の底に突き落とされた気分になる

昨日はゲド戦記を観た。ジブリで一番好きな映画。本当は高田馬場まで『なもなき人生』を観にいく予定だったけど、雨が降っていたのでやめた。帰りが遅くなりそうなのも嫌だった。2000円くらい浮いた。感銘を受けるだろう機会を喪失した。ゲド戦記で好きなのは、主人公(アレン)が言いようもない不安に駆られていて、それが生への不安で、どうしようもなくなっちゃって、でも彼なりの答えを見つけるという話の筋。最終的な彼の答えは、私からすると彼の答えの出し方はちょいと拍子抜けだけど、彼は自分で納得して晴れやかな顔をしているから、それでもう十分なんだろうなと思える。それが好き。原作を買います。

 

本棚がいっぱいになってしまったので新設したい。場所がないから、新しく作るのが良いと思ったけど(部屋が個性的な構造でちょうどはまるサイズがない)、強度の問題がある。それから学費が後150万くらい足りないので、稼がないといけない。社会の構造がよく分からなくてイライラする。一貫性がなくてイライラする。わけがわからない。私の行動に一貫性を持たせられなくてイライラする。試験が終わってからぼーっとし続けていてイライラする。勉強に身が入らない。何がしたいのだろうと考えるが、突き詰めると私は何もしたくないのだ。学費を後150万稼ぐバイトもしたくないし、本棚を新設するのもめんどくさいし、免許もめんどくさいし、勉強だって別にしたくない。勉強は、しなきゃ生きていけないからやっているだけだ。ていうかそもそも生きてること自体私にとってはなくてよかったことである(と言いながら、今日は朝から筋トレとランニングをして健康に貢献したのだから、自嘲する思いだ、まじうける)。こんな怠惰で、拾ってくれた先生に申し訳がない、本当に。私は拾ってもらったのだ。不甲斐なさに涙が出てくる。とはいえ実際、生きていけないというくらいには切羽詰まっていると思う。友達が手紙をくれて、行動に移しちゃうのが手っ取り早く楽になれると書いていた。そうかそうしたら良いのか、なんとタイミングの良いことだ。では、行動に移しましょう、私よ。いやでもそうは言ったって、だから私は何もしたくないんですってば。そうやって私同士がぐずぐずと言い合ってる。私は今肉体に生かされてるだけなんですよという建前は案外すぐ限界を迎えるのかもしれない。一貫性のある、良い生きている理由だと思ったんだけどな。その友達は、聡明で偏見がなくて物事を客観視している、でも人とよく関わろうとしている友達。こうやって書き出してみると、なんとまあ彼女は相反する性質を持っているようだと思う。今度会うのが楽しみ。免許を取らないといけないのは、死にたくなったら、お気に入りの橋から車ごと突っ込んで川に飛び込む予定だからです(嘘です)。

 

蟲師が好き。「蟲たちは人間に悪さをしようとしているのではなくて、ただ彼らの在り方であるだけなんだ」という台詞をとても気に入っている。私も蟲がよかった。考えない葦になりたい。いつか何もかも諦めたい。そのために頑張らなきゃいけない。