筍ご飯

昨日お食事をして、煮物と何かで筍があって、アスパラガスもあって、春を感じる。春を感じるというか、春を感じるとされている食物に触れることで、現在が春であるとされていることを認識する。実際には、特に春は感じていない。これよ、こういうことをするから、いつまでも“本来の私”性があり続けるのよ。この前、「いや、本来の私はあるわ」とどこかで書いたけれども、現時点でおける“本来の私”は、この日記の前での私だろう。

姉が筍を処理して筍ご飯にしていた。生活に意欲を向けられる素敵な人である。割り切りが上手。

 

観察日記〜

前提:失礼、いや失礼どころではないな、卑劣なことをしている自覚をせよ。他者を目的ではなく手段として扱うあれです。

Q.なんでそんなことするの?

A.①そうしないと俺の心が死にそうだから。バランスを取るため。色々なところに「私」を分散させて、立ち位置を増やして、一個に入り込みすぎず、メインの場所での私を「本来の私」と認識しないため。メインの場所はどうしたって滞在時間が長く関わりが深くなっていくだろうことは自明であり、その中で立ち行かなくなりそうなことがちょっとでもあると、もし躓いたら起き上がれないから。要するに、怖いんである。恐怖と、躓いたときに大丈夫なよう、それらを避けるために行う。私自身がのめり込まないためにも必要。バランスを取るためは、前述のバランスでもあり、私を鳥瞰するため、社会との関わりという意味でのバランスでもある。彼は、私が鳥瞰するとか言って(ほざいて)いたところの社会の人で、そにソーシャルとの関わりの保持と、もっと単純なものとしての社会との関わりの保持をしているつもり。

②対象が欲しいから。人間ぽくなったよね、愛(着)を知ったとかのところで出たけれども、祖父母の家の近くの道の駅に行った際、品物を見て、買う対象が欲しいと感じたのだ。正確に言うと、お土産を買う対象ではなく、おもいを馳せられる対象。ひいては、愛する対象。寄りかかれるところ。私が息継ぎができるように。『サプリ』が思い出される。田中さん、主人公、周囲からの支えを作って、なんとか立っていること。私が欲しているのは、それなのだ。そのための彼。利用している。今は楽しさに紛れて罪悪感はあまり感じていない。それに、でも彼はそのようなことは気にしないのだろう、そして彼は彼で私を私としては接していないから気が楽ある、なんて言い訳をもしているのだ。愚かな。でもそうね、いつまで遊んでもらえるだろうか。それはとても気がかりだ。

③純粋に気に入っているから。綺麗。目が綺麗。きらきらしている。私は同じ選択はしないからよくわからないけど、取ってきた選択やその理由が面白くて、行動も面白くて、可愛い。ころころしている。でもうまいことやっていて、その人なりの合理性を感じて、矛盾がなくて、いいなと思う。それを含め、綺麗。

 

某課に頼んでいた仕事が、明日の午後になっても終わらないだろうと思っていたところ、本日(日曜)の午後に終わったと連絡をいただいて、安堵した反面、社会/世界を悪くさせてしまったと暗い気持ちになった。休日出勤。もっと休むべきだ。労働は二の次三の次であるべきで、一にしたい人だけがすればよくて、最低限の単位をもっと小さくしたほうがいい。というよりは、私がそうであって欲しいと思う。小さい一個のブロックでも十分やっていけて、もっと積み重ねたい人だけが積み重ねれば良い。それを私は、最低限のブロックを大きくさせてしまった。回り回って、私にもその大きいブロックがやってくるんだろう。大きいとつらい。できる方法を探さねばならない。

 

しばらくは引きこもりの生活。

4ヶ月しか使っていないワイヤレスイヤホンがお壊れになった。BOSEソニーのいいやつを買ういい機会だと思おう。

 

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arukuwatashi after cutting mayuge